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スキャナーで線画を取り込みます。大体ペン入れした状態ですが、鉛筆書きでもOKです。
ただしあんまり薄いと取り込むときにゴミが出やすいので、Bか2Bぐらいがいいです。
今回の線画はコピー用紙に証券用インクを使いました。
経験上、一番きれいに線が出るのは墨汁、次が製図用インクです。
逆にカスレやすいのが製図ペン(ピグマやロットリング)です。
そのままでは線の色がはっきりしないので、フォトショップで線を加工します。
[イメージ]−[色調補正]−[トーンカーブ]で、薄い灰色を黒にしてやります。
トーンカーブは色々いじってみて、自分で勘をつかむのが一番です。
コツは極端にいじること。
主線・顔・髪・服にレイヤー分けをして、それぞれに色を付けたところです
(主線には色を置きません)。
主線のレイヤーで、ツールの[自動選択]を使うと楽。
ただ、 こういった風にボコボコ白いところが残ってしまう。コレは手作業で直します。
直すときはブラシじゃなくてペンツールが○。
この処理が終わったら、PSD形式でセーブして、ペインターに作業を移します。
ここからはペインターです。
まずは絵のメインである(と、私は思っている)顔を塗ります。
他の所に色がかからないように[フローター調整ツール]で顔のレイヤーを選択して色を塗りました。
顔以外のレイヤーを塗るときも、それぞれのレイヤーを[フローター調整ツール]で選択してから 塗るようにしてください。(一部例外もありますが)
目の部分は顔を塗った後に修正するような感じで塗り上げます。(目の塗り方
目を塗り上げて、髪に移ります。
ハイライトになるカラーで髪を塗りつぶします。少しムラがあるぐらいでも面白い。
でも、ムラを作るときは横にムラを作るのではなくて、髪の流れに沿ってムラを出しましょう。
今回はムラなしです。
薄い色から濃い色へ色を重ねてボカシます。
薄い色のときは大きな筆で、濃い色は小さな筆で塗ります。
最初から最後まで同じ大きさの筆で塗るときは中くらいの筆で、斜め楕円形の物を使うといいでしょう。
同じ色でもいきなり強く塗らず、何度も重ね塗りして微妙にボカスようにします。
あちこちはみ出していますが、はみ出したくないと言う人は、 同じパーツでもいくつかのレイヤーにわけるといいでしょう。
同様に口と服を塗りました。これで人物はとりあえず塗り終わりです。
あとは気に入らないところを補正しましょう。
髪の色と服の色が反発しあっているので、フォトショップの
[イメージ]−[色調補正]−[トーンカーブ] で色の補正をしました。
まず、服の明暗がはっきりしないので、メリハリをつけ、そして髪の色から赤を減らし、 代わりに緑の要素を強くしました。